インプラントの構造についてのコラムです。
インプラントは一般的に、
①インプラント体
②アバットメント
③上部構造(被せもの)
の3つの構造体によってい構成されています。
今回は①インプラント体について詳しく記載していきます。
インプラント体とは骨に直接埋め込まれる、チタン製の構造体で、一般的には直径約4mm、長さ10mmのネジのような形状をしています。
(厳密に言うと、他の素材も存在しますが)
実は一言で「インプラント」といっても、インプラントを製造するメーカーは世界に100社以上あり、それぞれが特徴を打ち出して販売されています。
(洗濯機にTOSHIBAやHITACHI etc… など複数メーカーがあるのと同じですね。)
でもすべてを見比べてインプラントメーカーを選択するのはとても困難です。
結局、患者さまにとって有益な情報とは
「インプラントメーカーによって何が違うのか?」
「どのメーカーがいいのか?」
だと思います。
私は大学病院でインプラントについての基礎研究や治療をしていた経験から、メーカー毎の決定的な違いは、
インプラント体表面の性能
であると考えています。
インプラント体は、骨の中に埋め込まれた後、骨と結合しなければなりません。
骨と結合するためにはインプラント体の周りに細胞やタンパクがくっつきやすくないといけません。
インプラントメーカーが異なると、このくっつきやすさに違いが生じるのです。
少し細かい話になりましたが、インプラント体には実はこのような違いがあるのです。
そしてその違いを考え、私が当院で導入しているインプラントメーカーは、ストローマン社製インプラントです。
(なぜストローマン社のインプラント体表面が優れていると考えるのか、より詳しい説明を希望される方にはよろこんでお話いたします。)
私は大学病院で勤務していた頃からストローマン社製インプラントを好んで使用してきましたが、やはりその性能には非常に高い信頼性があります。
当院でストローマン社製のインプラント治療をうけられた患者さまからも、
「もう手術終わったんですか?」
「術後痛むことがあると言われたけど、全然痛くなかったです」
とのお言葉をいただきますが、それもこのインプラント体の能力の1つだと思います。
もちろん、インプラント治療の成功の鍵を握るのは治療前の診査・診断とその後の正しいメインテナンスです。
しかしながら、インプラントにも多くの種類が存在し、それぞれ性能が異なるという点はこれからインプラント治療を検討される患者さまにも知っていただきたいと思い、この記事を書きました。
これからもインプラント治療を専門にしてきた者として、安全で長期に安定するインプラント治療を実現するための当院の取り組みについて発信していきたいと思います。
ご不明な点がございましたらご連絡ください。(info@atagominami-nakajima-shika.com)
最後までお読みいただきありがとうございました^^
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