多くのメディアで報道されておりますが、現在新型コロナウイルス感染症が流行しております。 このコラムでは、当院が開院以来行っている感染予防策についてご紹介いたします。
▼クラスB規格の 高性能滅菌器の導入
国内で一般的に用いられている”クラスN滅菌器”では、器具の種類によっては滅菌が不十分な可能性があります。
そこで、当院では高性能滅菌器である”クラスB滅菌器”を使用しております。
*「クラスB滅菌器」とは世界で最も厳格とされる欧州の歯科医院の滅菌基準を満たした滅菌器で、バキュームと加圧を組み合わせることで確実な滅菌ができます。しかし、国内では使用が義務付けられておりません。また、通常の”クラスN滅菌器” に比べてコストが5倍〜10倍かかるので日本ではあまり普及しておりません。
▼ハンドピース専用の自動洗浄・高性能滅菌器の導入
昨今、ハンドピース(歯を削るための医療機器)に対する滅菌管理が注目されております。ハンドピースは、特殊な複雑な構造であるために、通常の滅菌機では滅菌操作が完全ではない可能性が指摘されております。
そこで、当院では、以下の現在考えうる最善の管理体制を整備しました。
1)ハンドピース用の自動洗浄・注油システムの導入
ハンドピースの滅菌操作を確実に行う為には、自動洗浄・注油システムが有効です。
当院では、滅菌操作を行うために、国内基準より厳格な国際基準をハンドピース滅菌においても採用しております。
2)ハンドピース専用のクラスS滅菌器
国内のハンドピースメーカー(ナカニシ社)製のハンドピース滅菌専用の滅菌器を導入し、
患者様毎の確実な滅菌操作を行っております。
▼感染症対策に強いハンドピースを患者様毎に使用
一般的に歯科医院では、圧縮空気を利用した切削器具(エアータービン)をしております。しかしながらエアータービンは、感染症対策に長けておらず、切削時に患者さんが痛みを感じやすい、削りすぎる等の欠点がありました。そこで近年、5倍速コントラエンジンの使用が注目されるようになりました。
以上の理由から、当院では5倍速コントラエンジンを導入しております。
▼ ディスポーザブル製品の使用
当たり前のことですが、医療用グローブ、コップ、エプロン等の滅菌が難しいものについては使い捨て(ディスポーザブル)製品を使用しています。患者様ごとに新しいものに交換することで清潔保持を行なっております。
▼ 消毒用アルコールおよび加速化過酸化水素水(AHP)による院内消毒の徹底
普段より診療後の診察台、チェア、操作パネル等をアルコール消毒・AHPを実行しております。さらに追加事項として、ドアノブや取っ手、待合室ソファのアルコール消毒・AHPも行なっております。
※AHPとは、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)から最高レベルの効果を認められた消毒剤です。COVID-19は勿論、歯科医療に関する様々なウイルス、細菌などに対して非常に強力に除菌が期待されます。しかも、従来の除菌薬に比べて人体に対する毒性は極めて少ない事でも優れております。
▼ 院内の空気清浄・湿度管理の徹底
院内では、空気調和器によるセントラルコントロールによって、ウイルスの活性が抑制されるよう湿度管理(50%以上)されております。
さらに、新鮮な空気が室内に取り入れられるような換気管理が常に行われております。
さらに、新鮮な空気が室内に取り入れられるような換気管理が常に行われております。
今後も、患者様とそのご家族、クリニックスタッフの安全を最優先した歯科医療の提供を行って参ります。
ご理解ご協力の程、何卒よろしくお願いいたします。
愛宕南なかじま歯科
住所 福岡市西区愛宕南2−13−3
電話 092-836-6212
https://www.torushika.com/hpname=0928366212(インターネットからのご予約も可能です)
最寄り駅 地下鉄空港線 姪浜
西鉄バス 愛宕一丁目